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【雑談vol.1】ボクが競技活動を続けるワケ
まいどです。
アスレティックトレーナーの田子です。
前回『コーチに競技力は必要か』というテーマで競技スポーツの指導者になるには高い競技力を指導者本人が持つことの他に大切だと感じることを書いてみました。
今回はにも関わらずそんな私が未だにアマチュア選手(陸上競技:三段跳)として競技活動を続行している理由について余談としてお話していきます。
2020年現在,私はまだ陸上競技の競技会に出場し続けています。
既に年齢も32歳(2020年5月で33歳)を数え,プロアマ問わず少しずつ同世代のスポーツ選手が減りつつあります。
そんな中,2019年には椎間板ヘルニアが悪化し年末には手術に。
幸いにもその後はリハビリから徐々にトレーニングを再開できるようになっています。
『田子もそろそろ厳しいんじゃね?』
周りからはそう思われても不思議ではありません。
ただ,私自身はダンコたる決意を持ってまだまだ競技活動を続けます。
<ダンコタルケツイ‼
1.デモンストレーションの実践力をつけたい
私がスポーツに関わる仕事を目指そうと思ったきっかけは高校時代後期に,それまでの陸上競技経験において【指導者不足】【ケガの多さ】という2つの理由があったからでした。
そして,トレーナーを目指す中で,自分が選手としてもっと行っておくべきだった(ケガの予防やパフォーマンスアップのための)トレーニングの多くに触れることになります。
自分のスポーツ経験を活かそうにも,カンジンな陸上競技での専門的なトレーニング期間が短く(実質高校3年間しかない),大して役に立ってねぇ……wと強く実感しました。
とはいえ,ウエイトトレーニングなどは早いうちから取り組んでいたし,パーソナルトレーナーとしてのデビューも早かったため,実践力を身につける環境は整っていました。(私のパーソナルトレーナーデビューのお話しはこちらに割と詳しく書いてます)
また,陸上競技で扱う『走る』『跳ぶ』『投げる』といった動作はその他のスポーツにおいても最も基本的なフィジカルトレーニングとして行われていることです。
『陸上競技出身のくせにこの程度の知識ではダメなんじゃねえか』
そんな感じで,いずれアスレティックトレーナーやストレングスコーチを目指す上で実際にやってみた経験や感覚,そしてデモンストレーションの実践力を高めておく必要があると考えるようになりました。
多くのトレーニング教本で『スピードトレーニング』のページ紹介されるスプリント動作は陸上競技の基本動作と同じでした。
プライオメトリック運動でもやはり同じことを感じています。
今のように陸上競技の指導をメインにする以前から『分かりやすいトレーニング指導のため』に,自分自身でトレーニングの実践力を身に着ける……端的言えば【良いトレーナーになるために競技を続ける】という事を決意したわけなんですね。
そんな訳で,まだまだ私は自分自身のデモンストレーションに納得がいってねぇってわけです。
もっと速く走ってみたいし,ジャンプ力なんかも高めてみたい( ゚Д゚)‼
見せて伝える能力が高められるうちは,やっぱり上手にやってみたいと思うもんですw とっても見栄っ張りだからね!
そうでなくても,私は圧倒的に遠征や多くの人に注目される大きい大会などの出場経験が足りず,未だに東日本実業団選手権でもめちゃくちゃ緊張しいを発揮しているほどです(笑)
2018年の大会では色々あり出走直前ゲ■ッてますwww
まさに圧倒的紙メンタルwww
今から世界大会は難しいにしても,自分の抱えている選手がもし大きい大会に出場した際に,コーチである私自身が右も左も分からない……なんて失態はやはり避けたいと思っています。
行動面においても,もっと頼りがいのある人になるためにも競技を体験し続けていきたいと考えています。
2.セルフコーチングで指導理論を証明したい
30歳を超え,今も多くの子どもやジュニア選手に指導していると思う事があります。
嗚呼……今のオレが子どもの頃の自分に指導したい…って
あるいは,もっと早く今の知識を身につけて,10代の肉体で体現することができていたら……
未来は変わっていたのかもしれません。
実際私の地元相模原では現在ほど小・中学生対象の民間陸上はなく,陸上競技を習いたくてもそんな環境なんかどこにもありませんでした。
とはいえ,今更そんな事を言ったって遅いので今からでも少しずつ実践していく他はありません。
自分でトレーニングをしていて思うのは,常に【コーチ・田子】が【選手・田子】を評価し続けるということです。
セルフコーチング,というやつですね。
実はこれが中々難しい。
自分を客観視することはどんな分野でも簡単に出来ることではありません。
ただ,自分が人に行わせてみたいと思ったことを先ずは自分自身を実験台にしてやってみる。
マッドサイエンティストも甚だしいお話しですが(笑)
マッドサイエンティストと言えば(?)FF7の宝条博士。あーあ,だれかPS4買ってくれないかなぁ……
※元ネタ分からない方すみませんwww
もしそれが功を奏し,30歳を過ぎてからでも自己記録を伸ばすことが出来たら……!
これは途轍もない知見になるのではないかと考えています。
『30代台後半になっても自己記録を伸ばし続けるアスリートのトレーニング』
これめっちゃ興味ありません?笑
年齢の壁を覆す……アリストテレスもびっくりのコーチング手法がいつかできたらと思うと,
まだまだ研究(げんえき)は続行だぜ……というわけです(‘ω’)=3 フンス
3.もう少し自分自身の可能性を信じたい
さんざん色々書きましたが,最後はもう少し感情的なお話しになります。
前述の通り,トレーナーを目指しているともっと早くに知っておきたかったトレーニング方法が多く見つかる訳なんですね。
先人の方には感謝しかありませんが……
で,それを知っていくと思う訳なんですよね。
オレもうちょい記録伸ばせんじゃね?
確かに,大きな故障もしたし,年齢的にも本当の最高の最高は難しいかもしれません。
周りの大半もそう思っているかもしれません。
でも,最後の一人……自分自身だけは自分の可能性を最後まで信じてあげたいと,そう思ってます。
具体的には,三段跳での14m00突破・100m走は10秒台を目標にしています。
※現在三段跳13m76(2014)・100m11秒46(2015)
そんな事を,地で行くアスリートってなんかカッコ良くありません?笑
もし少しでも共感してくれる人がいたら嬉しいです。
誰か一緒にトレーニングしませんか?w
2020年5月3日
田子政昌