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【雑談vol.3】学生時代をお金で買うという考え方

まいどです。
アスレティックトレーナーの田子です。

今日もはりきって書いてみたいと思います。

タイトルは『学生時代をお金で買うという考え方』です。

いまいちピンとこない……
特に現役学生や,社会人なりたてほやほやな方には伝わりづらい感覚かと思います。

後半にかけて説明していきますので良ければお付き合いください。

キーワードは『時間』と『お金』,そしてその【価値】という観点で見ていくと伝わりやすいと思います。


時は金なりとはよくいったものです。

 

社会人になって数年が経つ頃にはほとんどの方が一度は思うのではないでしょうか?

【学生にもどりたい】 といった感じのヤツ。

そりゃそうだろうなぁ……学生時代堪能した人は。
部活があったり,仲のいい友達がいたり……そもそも仕事だってめんどくさい。

残念ながらそれは【学生に戻って遊びたい】という考え方。

そら楽しい時代があったらもっかい体験したいよね。
でもそれは思い出話としてとっておきましょう

ちがうのよ。

社会人経験を積めば積むほど……特に30歳過ぎたくらいから思うワケ。

『もっと学ぶ時間が欲しい』って。

多少勉強嫌いだったヤツでもね。

もっとも,今の仕事でスキルアップしたかったり,もっとキャリアアップしたかったり……
はたまた別の道に進んでおけばよかったと思っている人は特にね……

田子はどっちかっていうとスキルアップ寄り……なんなら常に【新しい分野について学びたい】と考えているから,かな。

それではちょっとずつひも解いていきましょう。

 

 

1.遊べるから学生がいいという考えは捨てる

学生時代が終盤に近づくと,ほとんどの学生はなんとなく「嫌だなぁ……」と思う人が大半かと思います。

これから40年以上,社会に放り出されてあくせくと働いて……お金はもらえるかもだけどきっとしんどいし,時間も今ほど自由にはないんでしょ?ってな具合で。

いやいやいや。

社会人に慣れてしまえば,ある程度きちんとした会社は余暇の時間はとれるし,お金がある分学生時代よりも『金を使って遊べる』という点では楽しめることも多いと思います。

なので社会人……もしくは独身をおう歌している人はそもそも【学生に戻りたい】なーんて微塵も思わないわけです。そりゃ楽しいもの。

お金も,時間もあるわけだしね。
学生時代勉強に励んで,苦労して手に入れたのならなおさらです。

また,人生の次のステップとして結婚や子育てを,ステージアップをしていると感じる人も多いでしょう。

(結婚観や子どもを授かることをそうあるべき,と人生の至高の目標にしろ!ということではありません。わるい目標じゃないよ,ということです。)

で,一応学生時代それなりに勉強して,今も自分である程度事業を立ち上げたりとかして,それはそれで人生を楽しめている方(……だと自分では思っているw)田子がなぜ今更【学生に戻りたい】なんて思うことがたまにあるかを次にお話します。

2.期間内でできるだけレベルを上げる

義務教育+高校生のことは一旦おいておいて,その後進学する場合……基本的には4年間の間に多くの高等教育を受けることになります。

田子の場合は以前のシリーズでお話しした通りアスレティックトレーナーになるための専門教育をそれはそれはギチギチに受けていたのですが,当時から【なんでもやってみる】という点についてはブレずに他分野の科目も履修やセミナーの受講もしてました。

当時考えていたことは(その後大学に編入学することは未だ考えていない時期だったので)

2年後に社会に放り出される……そしたらもうレベルアップできない

でした。
実際はそんなことはないのでしょうが,とにかく無知のまま社会に出ることを恐れていたわけです。

好きな古いゲームに,時間経過とともに敵がどんどん強くなっていく……んで,味方の強化が今の地点なら上げやすい……というタイプのゲームがあります。

内部システムを理解してしまえばなんてことはないのですがロマサガ1とかピーキーだったなぁ……
終盤いきなり敵強くなるもんなw 火の鳥ブッパしてくるとか…… ん?アイスソード? な,なにをする きさまらー!

この期間中にできるだけ経験値を稼いで味方のレベルを上げ,強い武器と魔法を手に入れて,きたるべき強力な敵が出現する時に向けて準備していくわけです。

トレーナーを目指し始めたレベル1の当時(18歳)から,この短い期間でなんとしても自分の武器を作ろうと思っていたんですね。

そして,その期間を両親がねん出したお金で過ごすわけです。
そう考えると【サボるとか手を抜くとか微塵も考えられなくなる】ようになるわけです。

言い換えれば『親のお金で学生時代を買ってもらっている』という考えになっていた訳ですね。

専門の場合だいたいランニングコストだけでも500万円以上かかるのかな……2年で。

同じ時間を,一般家庭にしては高額な金額で買う……ならより高い価値(経験値)を手に入れる。

俗にいう『ハングリー精神』という点では今のところ一番人生でギラギラしていた時期だったかと思います。

それくらい,【お金→時間→何を生み出すか】ということを考えて学業に励んでました。

3.学んだ分の減価償却が済んでいない

で,結局その後大学に進学するのはここで書いた通りなのですが国立大学とはいえ地方へ移住し,それなりに費用がかかったことからこの2年間は私は奨学金を借りて過ごすことになります。

その後卒業して半年程度経つと奨学金の返済がスタートする訳です。

今まで書いてきた通り,自分の中では『2(4)年間でしっかり学べた』と自負していたのですが,実際にこうして卒業してからも【学生時代の自分にお金を払う(実際は借りた分返してるだけ)】ことをしていると日々自分に問いかけるわけです。

【この費用に相当する価値のものを今生み出せているのか?】

自信を持って,学生時代は4年でとてもいい経験が出来たし,やれることはやってきたと言えます。

結果今の自分がある訳なので……

が,まだその結果が証明できたかというと【実はまだそうじゃない】というところです。

何故なら,前述の通り未だ奨学金の返済(私はこれを減価償却だと思っています)が終わっていない……つまりかけた費用を【結果として使いきっていない】

※減価償却(げんかしょうきゃく)……超ざっくり言うとパソコンなどの金額の大きい固定資産をだいたい使う年数で割って計上すること。田子の場合●●●万円借りて学校を卒業しているのでこれを十数年間使って現在仕事をいている訳です

具体的な金額は伏せますが,借りたお金で借りた分の利益を出せていないということです。

もちろん収入ベースではとうの昔に超えているのですが,返しきれていない(余剰分がない)以上,まだプラスマイナスゼロにすらなっていないのです。

まだまだ稼げてない……ということです。甘いですね。

なので,どんな挫折してもきちんとこの分だけは自力(トレーナーになった私)で返しきらなければならないのです。

そしてその先に成功を収めた時に,本当の意味で学生時代に価値があった,と胸を張って言えるようになるわけです。

それまでは自問自答と,自分の価値を高めるために自己研鑽の繰り返しです。


あとちょいのこってんだ。

4.学生時代はお金で買える超学べる時期と考える

そして冒頭の話に帰結するのですが,とにかく今学生をしている方はその時間の価値を高めること……要するに学ぶことをまず最優先で過ごして欲しいと考えています。

遊ぶことも,稼ぐこともなんやかんや後から出来るしね。

もちろんまるっきり遊んだりバイトしたりしないという極端な話ではないです(笑)

今の私は,究極的な意味ではまた学生をしようと思えばできるかもしれませんが,既に事業や家族を持ち,何より既にお金を借りてまで学生を終えた身で,現実的には不可能です。

よって,学生よりかは幾分限られた範囲の中でしか学ぶ……ということしか出来なくなっています。

もうちょっと先の未来……仕事に少し余裕が出来たら海外や大学院の様な場所でより高度な技能や知識を学べるチャンスがあるのかもしれませんが,今は自由に学びにチャレンジできる学生が少しばかり恨めしく思うときがあります。

過去をかえりみる……という観点ではなく,学ぶ時間(=自分の価値を高める時間)を大切にする……

という目線で学生時代を振り返ると過去の自分に報いるために今日ももうちょいがんばろうって結構思ってます(笑)

田子 政昌

-たご まさあき-

パーソナルトレーナー、ランニングコーチ、かけっこ・陸上教室事業の運営、執筆業、モデル業など、幅広く活動中。2020 年にパーソナルトレーニングジム VITALIZE を設立。誰にでも【 わかりやすい 】 そして 【 楽しい 】 レッスンを常に心がけ、子どもから高齢者、運動初心者から日本代表アスリートレベルまで幅広くトレーニング指導を行っている。